Wednesday, July 17, 2019

NyQuilCaps、一体何者なんだ。

昨日リリースされたNyQuilCapsって友達3人組のクルーの作品に携わらせてもらいました。
曲のプロデュースとアルバムのエンジニアリング関連の諸々を自分が担当してます。

彼らに関しての情報があまり表に出てないのと、単純に友達がいいアルバム作ったから自慢かましたいって理由のもと今回は俺の目線から見たNyQuilCapsってクルーを勝手に少しだけ紹介します。

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NyQuilCaps(ニキルキャップス)
メンバーはKECHA, Sakai, Dara Gloomyの3人。

1st EP "Vaccines"はSakai宅に週末集まって曲を作って遊んでた延長で出来たアルバム(みたいな感じだと思う、多分大体当たってる)で、
楽曲のプロデュースは俺とYoshinumaで全部担当してます。




この先行で公開されたUnderpassって曲はとあるOll Korrectの一夜に関しての曲(だと推察される、てか絶対にそう。)

ビートは俺。
ラップは
・1verse: KECHA
・2verse: Sakai
・3verse: Dara Gloomy

って順番。

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まず俺と彼らの関係性について少し触れておくと、
Oll Korrectで出会って、今一番遊んでる仲間内のメンツって感じです。

Oll Korrectっていうのは奇数月の第4金曜に中野Heavy Sick ZeroにてOK da Computerとyouheyheyが首謀するおよそ同い年のメンツが集まってるパーティ。
俺が初めて呼んでもらったのは2015年で、最近はレギュラーとして毎回出させてもらってるからもっぱらホーム感が強い。というか普通にホーム。楽しい。



 ※2015年に初めて呼んで貰った時のフライヤー、懐かしい。



記憶が曖昧だけど、確かNyQuilCapsの中で一番最初にちゃんと遊んだのはSakaiで、その時は今回のEPにも客演で参加してるJ'Da Skitの家で遊んだ。そこにはOK da Computerもいたし、何故かみんな完徹状態でぶっ通しで遊んでた。

それがちょうど一年くらい前、2018年の夏頃の話。

それからどういう経緯でKECHAとDaraと合流したのかは今となってはあんまりちゃんと覚えてないけど、おそらく自然な流れだった(はず)。
まぁあと普通にみんなとゲラの琴線が近かったからすぐ仲良くなった。


俺とSakaiが初めてちゃんと遊んだくらいの頃は、KECHAは2015年当時のフライヤーにも乗ってるMV$TARDってクルーってラップしてたからアレなんだけど、
SakaiとDaraに関しては一切音楽とかしてなかったはずなんですよね。(厳密に言うと、昔に1,2曲くらいラップ録ったことあるみたいな話は聞いたことあったけど。)

で、そこから時は過ぎていつだったか急にNyQuilCapsのSoundCloudアカウントが急に開設されて、覗きにいったらそこには3人のラップが乗った曲が上がってて。(今は消えてるけど普通にかっこいい曲だった)

その曲のビートがなんかのインストとかじゃなくてオリジナルのものっぽかったから、これビートどうしたの?って聞いたら普通に人から金払って買ったって言ってて。

俺は彼らにそこでまずロックされたんですよね。

冷静に考えてラッパーでも無いのにいきなり人からビート買ってラップしてるの意味わかんなくてめちゃくちゃ面白いし、何よりただ単に好きが高じてクリエイトしてるの素晴らしいなと思って。

でも本人たちに聞くと、いや俺らラッパーのつもりはないんだけど何故か最近週末に集まって曲作ってんだよね、みたいなこと言うし。

かと思えば、日を追うごとにその身内しか見てないSoundCloudアカウントにどんどんニューシットがアップされていくし。(ちなみに上に貼ったUnderpassはその時期の曲で、それを踏まえるとSakaiの"ステージにShine 俺を包む影 また仮面忘れたマスカレード"ってラインとか結構グッとくるものがある。今回のEPに入ってるのは俺がビートを差し替えたバージョン。)

その一連の流れ見てて、マジこの人たち最高じゃんってなって。
ラッパーだという意識がないままラップしてる方がよっぽどラッパーだし、リアルだと思うんですよね。あと、友達以外の誰に聞かせるわけでもないのに作りたいから作り続けてる感じとかもピュアで良いなっていう。

で遂には、俺らアルバム作ろうと思うんだよね、CDとかちゃんとプレスして。身内にしか配らないんだけどさ。みたいなことを言い出したので、
じゃあ俺もなんか必要なら協力させてほしいってことで、今回この作品にこういう形で携わらせてもらいました。

あんまり曲に関しての感想を言うと野暮ったいというか、そういうのじゃないんだよって感じなんすけど、みんなちゃんとしたリリシズムがあっていい感じです。スタイルも三者三様だし。

MIXとマスタリングの段階で何回も聞いたんですけど、リリースされて改めて聞くとやっぱりちゃんと格好いいっすね。
良い塩梅の粗さがあって、超絶バイブス籠もってるって感じでナイス。

俺の個人的趣向でいうと、そもそもそういうモノに特に惹かれがちなんですけど、
先述の一連の流れをリアルタイムで追ってて、なおかつそれを友達が成し遂げてるってなるとマジで最高だしグッとくるものがあります。いい作品。


まぁそれ抜きにしても、そもそも地で持ってるスキルが高いから普通に曲が良いし、全5曲っていうサッパリつるっといけちゃうサイズ感なので是非聞いてみてほしいです。

で、この話に関連付けてちょっと告知なんですけど。

次のOll Korrect【7月26日(金)】ではNyQuilCapsリリースライブがあります。気になりに気になった物好き全員にお越し頂きたいって感じです。もちろん俺のライブもあります。
今の所NyQuilCapsはOll Korrectでしか拝めないし、俺もその日はみんなとヘラヘラしてると思うので一緒にアゲしましょう。

※ちなみに同じくリリースビートライブのMr.BudのBlue Scienceってアルバムにも俺は参加させてもらってます、そっちは8月7日リリースだけどこの回のOll Korrectで先行販売するらしいので是非。


でまぁ最後に、6曲目のLaugh offのKECHA曰く"BAD笑い飛ばせるくらいの余裕でステージへかちこみ 終われば次の構想 もう俺らはアーティスト"ってことらしいんで、オールコレクトでのライブも含め、アーティストとしての彼らの今後の動向にも是非注目してみてください、多分いい感じだと思います。
Twitter: @NyQuilCaps

まぁ、なんだかんだああだこうだ言いましたけどもね、とりあえずそんな感じですわ~。

久々に長文書いたけど、なんか文章にキレがなくなってる気がする。
まぁまぁ、ぼちぼちと。


追伸
俺がKECHAのソロで一番好きなのは独走って曲(本人は古いって嫌がる)